タイでは1984年にHIV感染の報告がされて以来、既に100万人以上がHIVに感染しています。現在は推定で約60万人がHIVに感染しており、タイの15歳から49歳の人口の約1.4%が既に感染しているとされています。新規感染者数は年々減ってきてはいますが、2007年は3万人がエイズによって死亡したと推定されています。
近年エイズ発症を抑えるための抗HIV薬が政府から無料で提供されるようになり、HIV陽性者の治療に関する環境は変わってきました。2007年時点では、タイ国内で治療を必要としている人の61%が治療にアクセスできるようになりました。
シェアの活動地では都会や漁業地域への出稼ぎ労働者が多く、出稼ぎ先でHIVに感染したのを知らずに地域に戻り、パートナーへの性行為による感染、さらに母から子への感染のケースが多くなっています。HIV陽性者への差別・偏見の問題、親が亡くなったエイズ孤児、家族の問題、陽性者の経済的な不安定さ、治療の困難さなど大きな課題が山積みとなっています。
シェアはエイズによる問題を解決するのは、HIV陽性者を含んだ住民自身であると考え、村人たちを主体とした予防教育やキャンペーンなどの活動をしています。またHIV陽性者がお互いに助け合い、充実した日々が過ごせるようにHIV陽性者のグループ作りも支援しています。差別と偏見のない村づくり、感染の有無に関わらずお互いに協力して暮らしていける社会、それらが実現する時、私たちはエイズによる問題を乗り越えられるのです。
| 面積 | 51.4万km2 |
|---|---|
| 人口 | 6,338万人(2008年) |
| 言語 | タイ語 |
| 宗教 | 仏教:約85%、イスラム教:約10%(2007年) |
| 出生時の平均余命 | 69歳 (2008年) |
| HIV感染率 | 1.4% (2007年) |
| 乳児死亡率 | 約13人/出生1,000 (2008年) |
| 5歳未満児死亡率 | 約14人/出生1,000 (2008年) |
| 妊産婦死亡率 | 約110人/出生10万(2005年調整値) |
出典
外務省ホームページ
UNICEF 世界子供白書 特別版 2010
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